カブアンドの評価・評判は詐欺?上場時期や申し込み方法についても解説!
こんにちは。富士です。
今回は前澤友作社長がスタートさせた「カブアンド」は稼げる?という疑問を解決していきます。
カブアンドは大きく儲けようとする人には不向きですが、株主体験をしてみたい!スタートアップの会社を応援したい!という方には向いている投資案件です。
この記事では、2024年11月にスタートした「カブアンド」サービスについて、現時点での評価や評判・口コミ、そして上場時期などについて調査しました。
前提として、私自身、株を含め数々の投資で収益を得ているので、「カブアンドが所有する価値があるのかどうか」を冷静な目で調査しています。
(つまり、創業者の前澤友作氏に対してアンチでも好意的でもありません。)
カブアンドのメリットとデメリットの両面をしっかり把握したうえで、独自の見解をお伝えするので、判断材料にしてくださいね。
カブアンドは詐欺か【結論】
カブアンドは元ZOZOTOWNの代表・前澤友作氏が立ち上げた、新しい投資サービスです。
株式会社カブ&ピース(KABU & PEACE Inc.)という社名の会社が運営しており、2024年11月20日からスタートしました。
このカブアンドは、新しい株投資の方法なので不安を抱く方もいるとは思いますが、詐欺ではありません。
そもそも投資における「詐欺」というのは最初から騙すつもりで、ユーザーに出資させることです。
なぜ詐欺ではないと言い切れるかについてですが、それは前澤友作氏の発言から読み取れます。
目的は株で儲けることではなく、株を持っていない方も気軽に株を始めてほしいという思いが強いようです。
日本は資本主義なのに資本(株)を持っている人が少なすぎる。3割とか。<中略>
カブアンドの公式ホームページより引用
今すぐ資本を分散して格差を是正すべきだ。ひとりでも多くの人が株を持ち、主体的に資本主義に参加すべきだ。
「カブアンドを通じて、全国民が株主になってほしい」という目標を掲げているので、
「この株を買っておけば儲かる」「買わないと損する」といったニュアンスは含みません。
よって、投資詐欺ではないと言い切れます。
カブアンドの現在の評価は
現在のカブアンドの株価は1株5円(見込額)です。
そもそもカブアンドは、通常の株と違って電気やガスなどのプランをカブアンドのサービスに切り替え、支払った使用料に対してもらえる株引換券を使って交換します。
交換比率はサービスによって異なりますが、【KABU&でんき】ならば1%(通常会員)です。
KABU&でんきの利用料 | 株引換券 |
10,000円 | 100枚 |
現在のカブアンドは1株当たり5円なので、この株引換券が5枚で1株に交換できます。
株引換券 | カブアンド |
5枚 | 1株(現在の想定で5円として換算)※ |
※この1株5円というのは現時点の見込額です。
この見込み額が増えたり減ったりすることで、最終的に決定される発行価格(2025年4月25日に決定)とは乖離する可能性があります。
そのリスクをどこまでとれるかが、カブアンドの価値を決めるポイントです。
カブアンドのメリットとデメリット
カブアンドは自己資金で直接的に株を購入するのではなく、カブアンドが提供する『KABU&』サービスを利用して株引換券を貯めて、カブアンドに交換するものです。
今までにない投資の保有方法なので、メリットとデメリットをまとめました👇
- 投資初心者でも証券口座が不要で管理しやすい
- 電気やガスを使えば株数が増えるので、新たに自分でお金を投資して購入する必要がない
- 株引換券は割引券(株引換券1枚=1円)にも交換できる
- 上場しないと換金できない
- 電気やガスは全エリアが対象ではない
- 他社と比較して特にKABU&サービスがお得というわけではない
私が一番メリットだと感じる点は、自己資金を使わずに株を保有できるという点です。
電気やガスなどのインフラを使わない方はいないので、当たり前に生活していれば毎月株が増える・・・というお手軽な点は良いと思います。
反対に一番不安なのが、未公開の株を購入するという点です。
日本国内で未公開株を保有する割合は3.4%というデータがあると前澤友作氏本人も語っています。
私自身も未公開の株は購入したことがないので、もし上場できずに年数が経ってしまえば、カブアンドは塩漬け(そのまま保有し続けるだけ)になってしまいます。
そのリスクも含め、カブアンドの成長を見守る気持ちを持てる人には向いている投資です。
カブアンドの評判・口コミ
カブアンドの評判や口コミを調査していきます。
良い口コミには「新しいことにチャレンジするのは賛成」といった声があり、
悪い口コミには「胡散臭い、またトップだけが儲かる仕組み」
といった口コミが多く見受けられました。
1つずつ見ていきましょう👇
良い口コミ
良い口コミには「新しい投資の在り方を応援したい」「わざわざ自分の身銭を切って投資するわけじゃないからローリスク」といった内容が多く見受けられました。
カブアンド単純に面白そうだから賛成。
もし残念ながらゼロになったとしても大した損にならないし、
損したとしてもエンタメ性があるので差し引きしたら得です。
Xより
カブアンドかなり、賛成派です。
Xより
出来れば色々な会社の収益に関心を持ってもらって庶民が自分たちの収入(会社の収益)をどうあげているか?を意識するだけでも日本企業の底上げになると考えてます。
カブアンドの物語は「何を作るか」よりも「誰と作るか」から始まり、その後「誰と作るなら何を作るか」と進んでいく予定です。
Xより
悪い口コミ
悪い口コミには「カブアンドを保有したところで得しない」「そもそも前澤友作氏のアンチ」といった内容が多く見受けられました。
カブアンドは金融リテラシーある人間なら、すぐに詐欺的なサービスだってわかっている。
Xより
総発行株式数36億株で一株すでに5円の価値ってことは株式価値は180億円の会社ってことよ。
してで成功するかもん会社が180億円。 こんなんで株もらって誰が嬉しい?
前澤さんのカブアンドって上がってこないなら、前澤さん丸利益でとんずらこけるんだよねーめちゃくちゃノーリスクで考えてからかっぱぐ、うまくいったらちょろっと配った株でドヤ顔詐欺じゃないけど詐欺寸前みたいな腐れビジネスモデルだと思います
Xより
前澤友作さんの「カブアンド」期待されてるみたいだけど、この人が「金配詐欺の隆盛り」に多大な貢献をしたことを忘れてはいけない。ネットが詐欺を働くための素晴らしいステージになった責任一端はこの人。
Xより
賛否分かれる口コミですが「前澤友作氏に対して良いイメージを持たない」「紙切れになるかもしれない株なんて持ちたくない」という方は、
不安になるだけなのでカブアンドは買わないほうが良いですね。
反対に「新しい投資スタイルに興味がある」「前澤友作氏と同じ考えを持っている」という方は、クラウドファンディングの感覚でスタートしてみても良いでしょう。
カブアンドの上場時期はいつ頃か
カブアンドの上場時期は2~3年後を目標としています。
この時期については、前澤友作氏がYouTube番組で話していた内容です。
「具体的に時期は明言できないんですけど、参考までに早い会社だと設立から2~3年で上場する会社もありますので、そういうレベル感で我々は考えている」
PIVOT公式チャンネル【前澤友作】ZOZO上場時の後悔より
前澤友作氏は具体的な施策は明かしていないものの、「勝算があるから、スタートした」と語っていました。
カブアンドを上場させる具体的な計画があるから、ここまで強気に発言できるのだと私は考えます。
カブアンド 申し込み方法
カブアンドを保有するには、KABU&のサービスに登録が必要です。
カブアンドが運営している電気やガス、ウォーターサーバーやふるさと納税などのサービスを利用し、
その利用料金に応じてカブアンドの引換券が貯まっていく仕組みです。
カブアンドの公式ホームページから申し込めるので、気になる方はチェックしてみてください。
カブアンドの目論見書をチェック
最後に、カブアンドの目論見書を調査してみました。
特に私が気になった「リスク」について解説します。
⑦希薄化に関するリスク
当社は、当社のサービスの利用者等に対して最終的にカブアンド種類株式へと交換ができる株引換券を付与
し、株引換券が最終的にカブアンド種類株式へ交換されることを通して、カブアンド種類株式を随時追加発行する予定ですが、かかる追加発行により当社の発行済株式数は増加し、既存の株主の保有する発行済株式総数に対する持分割合が減少します。その結果、既存の株主は、剰余金の配当が行われる場合の剰余金の金額や、
カブアンド目論見書より
カブアンド種類株式および当社が上場する場合に転換される普通株式の1株当たりの価値に悪影響を受ける可能性があります。
目論見書内には、「カブアンドへの投資が増えた場合」という内容に対してのリスクが書いてありました。
つまり、カブアンドのサービスを利用する人が増えると、カブアンドの発行株式数も増加するので、1株当たりの価値が減少するリスクがある、ということです。
しかし、カブアンドを持ちたい方は、クラウドファンディング(支援・応援)の感覚で投資する、
もしくは前澤友作氏のビジネスに興味がある方がほとんどなので、このリスクはさほど問題視されないでしょう。
もし私がカブアンドを始めるなら、気にするのは株の価値よりも、上場する時期だと思います。
目論見書を読んで「イマイチよく分からない」「これは大丈夫なのか」という点があれば、いつでも相談してくださいね。
カブアンドは詐欺ではないが大きく稼ぎたい人には不向きの投資【まとめ】
カブアンドは詐欺ではない株式投資です。
しかし「大きく稼ぎたい」「不労所得が欲しい」と考えている方には不向きです。
代表の前澤友作氏が、様々なメディアで堂々と「カブアンドの目的は『国民総株主』です」と発言しているので、そこは明らかですね。
私は現時点で、カブアンドは『ローリスク・ローリターンな投資』だと捉えています。
日常生活を送るのに必須なインフラをカブアンドサービスに変更して、使えば使うほど株が増える
・・・というシステムは自己資金を減らしているわけではないからです。
しかしカブアンドが上場される時期も、もしくは上場できるのかも保証はないので、大きなリターンも期待はできません。
もしカブアンドが上場して軌道に乗れば、大手企業も真似をしてカブアンドのような投資サービスをスタートするかもしれない、と予測もしています。
今後またカブアンドの新たな動き(新サービスの追加や前澤友作氏の発言など)があれば、随時追記していきます。
「カブアンドのコレが知りたい!」という方がいらっしゃれば、ぜひ質問も受け付けていますのでどうぞ👇